都会派それとも田舎派
就職や進学の季節がやってきます。これから4月にかけては、何か気忙しいざわざわした空気を感じます。 振り返ってみると、人生の各年代それぞれに、将来への夢と希望のようなものがありました。
私の場合、それは住まいの場所でした。 30代には漠然と将来(多分50代)はスペインに移住したいと考えていました。地元の有名な画家の現地からの情報がよく報道され、耳に残ったからでしょう。
50代後半には、自然があふれている沖縄に住みたい、行くなら宮古島だと思っていました。どちらも、どうしてもという固い決意はなかったので、具体的にどうこうはありませんでした。どこか人生は旅だという雰囲気が私には漂っていたのでしょう。
大都市での調査によると、住んでみたい都市のトップは札幌、つぎに京都の順になっています。個人的には札幌は寒すぎるとのイメージがあり、歴史の面でも古いものがある京都に軍配を上げたくなりますが、住みたいとまでは思っておりません。東京も人口の流入が止まらず、都会志向が強いようです。
「人生の楽園」というテレビ番組があります。これはリタイア後、あるいは早期退職した人が自分で第2の人生をつくり上げる姿を描きます。
ここにでてくるほとんどの人は、田舎に家を探し、蕎麦つくり、農業、民宿などをやって、地域の人々にとけこんで交流しています。田舎の好きな人は意志が強いと思います。
都会派は町の雰囲気を楽しみ、田舎派は具体的な目標定めて行動しつつ、双方共に充実した人生を目指しています。
さて私はー 東京に遊学したときには勉強には無縁であり、国内外の文学に親しんだ程度で、それが心残りでした。そこでリタイア後に、大学にもう一度入って研究課題を見つけようと思っていましたが、これはクリアできました。第2の人生の目標の一つは達成できました。
もう一つは家のことです。住んでいた家が50年以上経ったこともあり、転居を考えました。年なので東京という選択はできず、資金の面でもとても手が届きません。 それで金沢の町の周縁部から中心部に変ることを思い立ったのです。5年程探し難航しましたが、昨年ひょっこり今のところに落ち着いたのです。 武家屋敷の辺りとかを考えたのですが、結局町なかの下町の辺りとなりました。
結果、これが住みやすく、満足しています。それにしても年とってからの引越しはハンパではありませんでした。 このように私の第2の人生は東京でも京都でも沖縄でもなく、住みなれた金沢の中の別の場所に決まったのです。 いろいろ可能性を考え、夢を見たことが懐かしい。それが若さだったのです。その名残りが、今度の転居の後押しをしてくれたように思っています。
2回目の大学も転居も済ませて、さてまだロスタイムが残されていました。
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